フラッシュカードは、並べ替えて、高速・大量に反復することができるので、短期間に多くの単語を記憶するのに、とても適しています。
残念ながら、フランス語⇔日本語のものはまだないようですが、フランス語⇔英語のフラッシュカードが、いくつか出ています。
① 記憶しやすい
やはり覚えやすさは、抜群のようです。多くの方が、推奨しています。
② 1,000語と多い
市販されている同種のものの中では、最多の部類に入るようです。
同じ値段で50枚しかないものもある、というレビューもありました。
③ カテゴリー分けされている
形容詞・副詞・動詞・体・食べ物・飲み物・スポーツ・娯楽・勉強・家族・天気・時間・旅行・挨拶・色・服・数字など。
④ カラータグがついている
カードの上部に、カテゴリーごとのカラータグがついていて、それにより、たとえば、色について覚えたい場合は、色だけを集中的に覚えることができて便利なようです。
⑤ 通し番号がついている
カードには、1~1,000の通し番号が入っており、それにより、元の順番に戻すことができるようです。箱を開けたときに、カードをばらまいてしまって、苦労したけれど、元に戻せたという人のレビューもありました。
他方で、マイナス点として挙がっているのは、次の3点に集約されています。
① 発音記号がない
これがあれば☆5つにするというレビューがありましたが、まったく同感です。私もそうでしたが、学びたてのころは、発音記号がないと苦しいので、ぜひつけてほしかったです。
② 例文・類義語・文法など、解説がない
写真を見ると、たしかに、表には facil 、裏には easy と書かれているごくシンプルなつくりですが、暗記メインのツールなので、個人的には解説はなくていいような気がします。ただ、発音記号はほしかった。
③ 紙が薄い
☆2つをつけている人は、この点を最も気にされているようです。
さて、もっとも重要なのは、どんな単語が収録されているか、という点ですが、先ほどの fasil と easy のサンプルでも分かるように、ごく基本的なものに限られているようです。
実際に、レビューを見ても、4歳の子供にやらせた、とか、お子さんにプレゼントした、あるいは、第二外国語としてフランス語を勉強している、という大学生のコメントがあります。
いずれにせよ、ここに収録されている1,000語というのは、フランス語の初学者が最初に覚える、ごくごく基本的な重要単語であると考えていいようです。
さて、以上のことから、この French Vocabulary Flash Cards は、次の3点を満たす方には、たいへん便利なツールだと思います。
①仏検5級・4級レベルの1,000単語を、
②とにかく短期間で集中的に暗記したい。
③発音記号をカードに書き込む手間を惜しまない。
なお、日本のアマゾンで手に入るフランス語⇔英語のフラッシュカードは、この他にもいくつかあるようです。